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「シュミじゃないんだ」 三浦しをん [本を読んだのだ。]

シュミじゃないんだ

シュミじゃないんだ

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 単行本


   愛してやまぬボーイズラブ漫画について五年にわたって書き続けたエッセイ。
   BLにハマっている人にも、「なんじゃそりゃー」な人にも、ぜひ読んでいただきたい、
   BLの奥深さとおもしろさ、そして、
   どのように世の多くの女子が腐女子でありBLの虜となるのかがわかる一冊。 
   BL初心者の人には、ガイドブックとしてもオススメ。
   もしかしたら最初で最後の(!?)書き下ろしBL小説「夏の思い出」を収録!! 
   夭逝のマンガ家・あとり硅子の連載時のカット(サイレントマンガ)もすべて収録!!




しをんさんの、「小説ウィングス」で連載されていた最新エッセイ集。
ボーイズラブについて、かなり熱~く、厚~く、語っておられます。
通勤時間帯に読み始めたんですが、
顔がニヤけるのが止められなくて、かなり困りました。

あとり硅子さんのイラスト、マンガもとっても素敵です。

18章までありまして、
それぞれの章が、テーマを持って、
そのテーマに合った、オススメ漫画を解説していらっしゃいます。

それが、
この本に出てくる、しをんさんオススメのBLマンガが、
先日私が記事にした漫画喫茶バトンにも挙げた、
私が好きな作家さん、好きなBLマンガと、
かなーーーーり、重なっているのですよ!!

いやー、ビックリしました!!!!

決してこの本を先に読んでから、
先日のリストに加えたわけじゃないんですよ。

例えば、
依田沙江美さん「真夜中を駆け抜ける」
よしながふみさん「ジェラールとジャック」
山田ユギさん「俺は悪くない」
紺野けい子さん「愛の言霊」
高井戸あけみさん「ブレックファースト・クラブ」
等々等々・・・。

いや、これ一部なんですけどね。
私も愛してやまない作品、作家さんたちが、勢ぞろいなんですよ。

このエッセイの凄いところは、
腐女子と呼ばれる人たちが、
ボーイズラブのいったいどこに魅かれているのか、
どういったことを求めているのかを、
限りなくまじめに分析しているところだと思います。

さあ、そこの腐女子の皆さん、
これを読んで、一緒にニヤけましょう!

そしてBLに興味を持ってるが、未読の方々、
この本を読めば、BLにハマるツボが理解できるはず。
さあ、あなたもBLの世界へ!

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no_nickname

BLにはあんまり興味がないんですけどBLに惹かれる女性にはものすごい興味があります。かなり読んでみたい・・・。

↓以下、あーちんさんのご質問に対する回答です。
海野さんの時代物はKISSでは完全に浮いてる感じです(笑)。コミックスでそれだけを読んだら面白いかも。
ぽてまよはあまりおすすめいたしません。かわいくて面白いんですけど方向性が拡散してる感じがします。ぽてまよはこれで勝負っ!っていう強い押しが無いような気がしました。
4コマ読むならまんがタイムきらら系の作家さん「海藍」の「トリコロ」がお勧めです。
by no_nickname (2006-11-12 01:52) 

これで私もBLの世界へ?買っちゃうんだろうなあ。しをんさんの文章は面白いから。現在、しをんさん作品はさかのぼって購入中です。
by (2006-11-12 12:24) 

BLは同人誌の小説から入りましたが、マンガはあまり読んでません。ってウソですね、花ゆめ読者歴長いんだから、、本橋馨子(かねつぐおじさま)をBL作家に分類するなら、ね。
で、小説では花郎藤子(はないらつふじこ)の「禽獣の系譜」豪華装幀本(同人作家時代の)をコミケで初版本でゲットしたくらい、一時期入れ込みましたね。その後花郎先生はプロになってしまわれましたが、、。ハマった理由は、単純にストーリーの奥深さが面白かったからです。当時まだ同人作家の間ではワープロが一般的だった頃、紙に出力されたフォントはどこか貧弱でしたが、曲がりなりにも本の体裁にして組まれたものを読むと、そんなことどうでも良くなるくらい面白くて、ぐんぐん惹き付けられていきましたね。この作品はパロディや借り物ではなく完全オリジナルだったから、本当に脂のノリきった頃に、同時代に読めたのが自慢です。その後は耽美に走るようになるのですが、、
by (2006-11-13 01:11) 

あーちん

 >sanisiさん nice!さんきゅーです。
 この本は、基本的にはしをんさんのいつものエッセイなので、
 けっこう楽しめると思いますよ~!
 
 ご回答、ありがとうございます!!
 海野さんのと、「トリコロ」、買ってみます。読んだらご報告しますねー。
by あーちん (2006-11-14 00:18) 

あーちん

 >素風さん nice!ありがとーです。
 おお!しをんさんにハマりましたね~!何読んでも好いですよネ。
 この本は・・・どーでしょうか・・・是非、読んだら感想聞かせてください~!
by あーちん (2006-11-14 00:26) 

あーちん

 >TOQさん nice!ありがとうございます~。
 おぉー、凄い!花郎藤子さんは任侠もののオススメとして載ってますよ。
 花郎藤子さんの作品はBLって言うより「耽美」って感じですよね~。
 初期のその作品は知らないんですが、濃い・・・って思った記憶があります。
 昔の作品、読んでみたいですねー。
by あーちん (2006-11-14 00:46) 

あら?ふぉー

たぶんオイラの中でBLを認識したのは
小学生の頃の「パタリロ」だと思う。
男同士で何やってんだと思ったもん。
by あら?ふぉー (2006-11-14 12:01) 

あーちん

 >ささやんさん nice!恐れ入ります。
 あー、パタリロ!そーいえばありましたね、BLの世界・・・。
by あーちん (2006-11-14 12:28) 

腐女子の一人としては読まねばなりますまい。
それにしてもコメントの男性陣様、BLに結構造詣がおありで…。
花郎さんなんて結構耽美でディープな方ですよね…。
ところで腐女子を極めると「貴腐人」って言うんですって。作家の津守時生さんがおっしゃってました~。
by (2006-11-16 11:48) 

あーちん

 >灰色猫のミミさん nice!ありがとーです。
 ええ、是非に一読を~。
 ほんとにニヤけますから、読む場所じゅうぶん気を付けて下さい(笑)
 男性陣はBL記事にコメントしてくれるだけでもうれしいのに、
 意外と詳しかったりするので・・・凄いですよネ。
 貴腐人・・・初めて知りました!私はマダマダ「貴」には届きませんー。
by あーちん (2006-11-16 12:33) 

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