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「茨姫はたたかう」 近藤 史恵 [本を読んだのだ。]

最近、漫画は買ってるんですが、自宅でじっくり読む暇が無くって。
通勤時間に読んでる本ばかりになっちゃってますが、お許しを・・・。
1時間くらいで読める本、あんまり好きじゃないんですけどね。
片道で読み終えちゃうから2冊持っていかなくちゃいけないし。

これも、先日読んだ本の続き。
「カナリヤは眠れない」の次の話し、整体師シリーズ2冊目です。

茨姫はたたかう

茨姫はたたかう

  • 作者: 近藤 史恵
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2000/06
  • メディア: 文庫


   「童話の眠れる茨姫は、王子様のキスによって百年の呪いが解け、幸福になった。
   もしそれが、ストーカーのキスだったら?」
   対人関係に臆病で頑なに心を閉ざす梨花子は、ストーカーの影に怯えていた。
   だが、心と身体を癒す整体師合田力に出会ったのをきっかけに、
   初めて自分の意志で立ち上がる!
   若者たちに贈る繊細で限りなく優しい異色のサイコ・ミステリー。

今回のお話も、2つの章が、交互に展開していきます。

ひとつは、
弟が突然の出来ちゃった婚で、実家で同居する事になったために、
独立せざるを得なくなった久住梨花子の、
1人暮らしと、仕事についてのお話し。

もうひとつは、
前作と同じく、週刊誌の記者である小松崎雄大の話し。
今回は、歩ちゃんとの交流の話しが中心。

これがまた、話しの後半で、接骨院を通じて、繋がっていきます。

梨花子の新居の両隣が、面白いキャラクターの人たちです。
片方は、冷たく無表情で、言いたいことをはっきりと口にする、エロホモ漫画家の早苗。
もう片方は、人懐っこい、天然が入ってる、ホステスの礼子。
梨花子は、彼女たちに反感を覚えつつ、本心を隠し、付き合っていきます。

「いい子で居れば幸せになれる」と、
心の底に無意識に置いて日々を過ごしていく梨花子の周りに、
上司とのトラブルなど、少しずつ歪みが出てきます。
そのうち、ストーカーの被害に逢い始めるのですが・・・。

今回も、梨花子が自分としっかりと向き合えるようになっていく様は、
とても爽快です。
早苗と礼子との関係が、だんだん素敵になっていくのも、気持ちいいです。

あと、小松崎と歩の関係が、ちょっとだけ進展しました。
接骨院の受付嬢姉妹、恵と歩の過去も、だんだん明らかになっていってますね。
2人には幸せになって欲しい!

シリーズ3冊目、今日買ってきました。
明日、読むのが楽しみです。 


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コメント 1

あーちん

 >sanisiさん nice!ありがとです。

 >ささやんさん nice!さんきゅーです。
by あーちん (2006-10-23 13:09) 

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