「九年目の魔法」 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ [本を読んだのだ。]
なにか、おかしい。
壁にかかった懐かしいこの写真も、愛読していたベッドの上のこの本も、
覚えてるのとは違ってる。まるで、記憶が二重になってるみたい。
そう、ことの起こりはたしか十歳のとき。大きな屋敷にまぎれこんだら
葬式をやってて、そこでひょろっとした男の人、リンさんに出会って、そして、
なにかとても恐ろしいことが始まって…少女の成長と愛を描く現代魔法譚。
なぜリンさんのことを忘れてしまったんだろう?
おばあちゃんに聞いても、親友だったはずのニーナに聞いても、だれもおぼえていない。
あのころポーリィが好きだったのは、自分じゃないなにかのつもりになるごっこ遊び。
お葬式で出会ったばかりのリンさんは英雄タン・クール。ポーリィ自身は英雄助手。
でも、二人の想像のなかで英雄が住んでいた場所はほんとうにあった!
しかもそこには二人のおはなしのほかの登場人物たちまで実在していた?
英国を代表するファンタジー作家の傑作。
このお話と出会ったのは、5年位前。
その頃は、「ダイアナ・ウィン・ジョーンズ」の名前も知らず、
なんとな~く、帯に書いてあった
ハリーポッターの源流 少女と魔法 愛と成長のファンタジー
という文句に引かれて手に取ったのでした。
少女の成長物語・・・なんだけど、
過去と現在が、
"つもり"ごっこと現実が混ざり合った不思議な感じが、
そして、リンさんとポーリィの心の交流が、
とっても暖かくって、
素敵な関係で、
私が大好きなお話し、何回も読み返している本のひとつになったのでした。
その後、ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんが、あの「ハウルの動く城」の原作者さんだと知り、
びっくりもしたけど、
でも、そのおかげか、
ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんのいろんな本が文庫化されて、
とっても嬉しかったのです。
メインの「ハウルの動く城」の原作は、まだ当分、文庫化しないだろうから、まだ読んでません。
でも、あとのオススメは、「デイルマーク王国史」四部作。
ぜひ、読んでみてください。
なんか今日は真のあーちんさんの
姿を垣間見たような…
説明する姿がかっちょええー
って褒めすぎ?
ちなみに漫画と小説
割合は何対何?
by あら?ふぉー (2006-05-09 01:23)
「ハリー・ポッター」や「指輪物語」が映画で話題になってから、ファンタジーの出版が多くなりましたよね。しかも日本初上陸の作品も多くなって、すごく嬉しい!
お勧めの作品「デイルマーク王国史」、読んでみますね~。シリーズものって心魅かれてしまいます。
by (2006-05-09 09:08)
>ささやんさん
nice!さんきゅーです。
キャーてれてれ・・・
でも図に乗っちゃうのであんまり褒めないで下さい。
マンガと本の比率かぁ・・・う~ん、3×1でマンガを買う比率が多いかな。
マンガは衝動買いが多いからねー。
>灰色猫のミミさん
nice!ありがとうございます~。
そうなんですよ!新しい作品が入ってくるのは、映画に感謝ですね~。
「デイルマーク王国史」は、1冊ごとに別々の時代の別のお話しで、
どーなるの?と不思議に思って読んでたら、
なんと4冊目でばっちり辻褄が合うんですー。
めずらしい構成だったので、とっても新鮮で面白かったですよ。
最近、灰色猫のミミさんのブログに伺っていなくてスミマセン!
灰色猫のミミさんの感想も、楽しみにしていマス。
by あーちん (2006-05-09 09:31)
まずはハリーポッターを読みます(笑)
by no_nickname (2006-05-09 14:53)
>sanisiさん
nice!ありがとーございます!
ハリポタ、私も3巻までしか読んでませんよ。
どうにか挑戦してみてください~。まぁまぁ面白いですよ~。
by あーちん (2006-05-09 23:19)
>lapisさん nice!恐縮です。ありがとうございます~。
by あーちん (2006-05-14 21:16)