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「塩の街」 有川 浩 [本を読んだのだ。]

「図書館戦争」の有川浩さんの、初期の作品です。

塩の街―wish on my precious

塩の街―wish on my precious

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 文庫


   塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。
   塩は着々と街を飲み込み、社会を崩壊させようとしていた。
   その崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。
   男の名は秋庭、少女の名は真奈。
   静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。
   あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。
   それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた。
   そして―「世界とか、救ってみたいと思わない?」。
   そそのかすように囁く男が、二人に運命を連れてくる。

   第10回電撃ゲーム小説大賞・大賞受賞作。
   圧倒的な筆力で贈るSFラブ・ファンタジー。


Scene-1からScene-7まで、
原因不明の塩害に侵された街で暮らす秋庭と、
居候の女子高生、真奈とが、
その時々に出会う人々との、
切ない関わり、
そして塩の街を救うべく動き出すまでを、
オムニバス形式で描いています。

また、秋庭と真奈の、恋愛ストーリーにもなってます。

  <目次>
   Scene-1. 街中に立ち並び風化していく塩の柱は、
          もはや何の変哲もないただの景色だ。

   Scene-2. それでやり直させてやるって言ったんじゃねえのかよ。

   Scene-3. この世に生きる喜び そして悲しみのことを
    
   Intermission - 幕間 -

   Scene-4. その機会に無心でいられる時期はもう過ぎた

   Scene-5. 変わらない明日が来るなんて、
          もう世界は約束してくれないのを知っていたのに。

   Scene-6. 恋はもっと幸せで甘いと思っていた。

   Scene-7. 君たちの恋は君たちを救う。


有川さんというと、自衛隊ですが、
この話も、SFながら、
もちろん自衛隊が絡んできて、
戦闘機なんてのも出てきちゃいます。

でも、恋愛要素の方が強い・・・かな?

自分が弱い存在であることを認識しつつ、
秋庭の負担にならないよう、強く居ようとする真奈。
芯の通った彼女の言動には、
本当にドキドキさせられました。

でもでも面白かったですよー。

ただ、
イラストがちょっと好きでは無かったです。
通勤電車の中で読むにも、ちょっと・・・。
なので、絵を気にする方は、気を付けて下さいね。

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コメント 2

no_nickname

確かに絵が・・・絵が・・・(笑)
by no_nickname (2007-04-30 12:29) 

あーちん

 >sanisiさん nice!さんきゅーです。
 ですよね、ですよね(笑)?
 でも、内容は悪く無かったんですよー。
by あーちん (2007-05-01 00:00) 

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