「コダマの谷 王立大学騒乱劇」 入江 亜季

先日ご紹介した「群青学舎」と、同時発売された本です。

コダマの谷 王立大学騒乱劇

• 作者: 入江 亜季
• 出版社/メーカー: エンターブレイン
• 発売日: 2006/08/31
• メディア: コミック

　　　緑深きコダマの谷の王立大学に、主席で入学した天才、ニール・ライダー。
　　　卒業すれば官史として働く地位が保証されているこの学院で、
　　　ライダーは若き王子アーサーに出会う。
　　　いま王宮は政敵アーナスタ家の支配にあり、王子はライダーに望みを寄せるのだが、
　　　彼には、秘められた事情があった・・・。

　　　長編「コダマの谷」と連作「フクちゃん旅また旅」を併録！
　　　読み応え十分、オマケも充実の大迫力２４０ページで発売！！


「コダマの谷」は、登場人物が皆、とっても魅力的です。

　　天才だけど、謎を持った、飄々としているライダー、
　　大学に忍び込んだ、何も考えていないように見える王子アーサー、
　　王子の政略的婚約の相手、アーナスタ家の娘ウーナ、
　　アーナスタ家の長男でウーナの兄ユリウス。

それぞれが、それぞれ自分の将来をきちんと見、
そのために行動すべきことをしつつ、
残り少ない学生生活を過ごしていきます。



結末は、
王子アーサーが希望していた形とは少し違いましたが、
落ち着くところに落ち着いた・・・
という展開で、
面白かったです。

もちろん、後日談の書き下ろしつき！


「フクちゃん旅また旅」は、
父ちゃんとフクちゃんの、世界中を巡る旅のお話し。

旅先でフクちゃんが出会うのは、
不思議なこと。

でも、フクちゃんには気付かない不思議なのです。
とっても、心あったまるお話しでした。


この人の、
味のある絵と、台詞回しと、コマ割り、
やっぱり大好き！
次の本、早く読みたいですね。

タグ：入江亜季 エンターブレイン

コメント 4

[わはっ]この季節らしいスキンに変わりましたね[ぴーっ]
絵の中の季節は冬ですけど、見ていると爽やかな気持ちになります。
ＴＯＱは配色の関係で変えられないのですが、季節が巡って
ちょうどよい時期になりました[はぁと]一応「冬の星座」だもんで[べーっ]
by (2006-12-11 19:17) 

　＞ＴＯＱさん　nice！ありがとうございます！
　ご無沙汰しちゃっててスミマセンです～(^-^#)
　もうあっという間に年末ですねぇ。
　でも暖かいせいか、あんまり実感湧きません！！
by あーちん (2006-12-21 23:30) 

　＞sanisiさん　nice！ありがとーです。
by あーちん (2006-12-23 02:03) 

　＞灰色猫のミミさん　nice！ありがとうございます～♪
by あーちん (2006-12-27 14:47)