「アフターダーク」 村上 春樹

アフターダーク

• 作者: 村上 春樹
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2006/09/16
• メディア: 文庫

　　　時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、
　　　都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。
　　　フード付きパーカにブルージーンズという姿の彼女のもとに、
　　　ひとりの男性が近づいて声をかける。
　　　そして、同じ時刻、ある視線が、もう一人の若い女性をとらえる―。

　　　真夜中から空が白むまでのあいだ、どこかでひっそりと深淵が口を開ける。
　　　「風の歌を聴け」から２５年、さらに新しい小説世界に向かう村上春樹の長編小説。



最近の村上春樹さんの作品って、
新しい試みを試しているのか、
村上春樹さんの目指すものが変わってきたのか、
軽めのお話しが多いですよね。

でも、作品は気になるので、全部読んでて、
これも、文庫化してからすぐに読んでみました。

ＰＭ１１：５６、デニーズの店内の描写から始まり、
翌日、ＡＭ０６：５２までの、お話し。

 

えーと、
読み終わってからの、
この不思議な、
消化不良な感じは、

・・・そうだ！

一言で言うならば、「フランス映画」！！

・・・何とな～く、わ、わかりますかね？

曖昧模糊とした世界観は村上作品の特徴だけれど、
この中途半端過ぎる読後感、
私はちょっと苦手でした。

もちろん、村上春樹さんらしい文章は満載で、
それについては、とっても楽しめたんですが。
残念です。


ちなみに、私の村上春樹さんの好きな作品は、

羊をめぐる冒険

• 作者: 村上 春樹
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 1982/10
• メディア: 単行本

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉

• 作者: 村上 春樹
• 出版社/メーカー: 新潮社
• 発売日: 1988/10
• メディア: 文庫

久々に読んでみようかな～。

タグ：村上春樹 講談社

コメント 8

この作品書店にめちゃめちゃ平積みされてましたよ。
売れ線なんでしょうねぇ。
by no_nickname (2006-11-25 23:11) 

白状すると
ぶっちゃけ一度も読んだことがない。
「世界の終わり～」
は高校の頃流行ってたけどね。
by あら？ふぉー (2006-11-26 01:44) 

村上春樹が日本より海外での方が評価が高い理由が、なんとなく分かりました。「フランス映画」なんですね。
by (2006-11-26 11:51) 

僕も、「アフターダーク」よりは「羊をめぐる冒険」「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」の方が面白いと思います。でも、日本映画やアメリカ映画よりはフランス映画の方が好きです。（笑）
ちなみに、一番好きな村上作品は「ダンス・ダンス・ダンス」です。
by (2006-11-26 19:56) 

　＞sanisiさん　nice！ありがとです。
　最近、ノーベル賞候補になったりしてたから、話題なんじゃないでしょうかね。
　分析本も多く出てますし！分析されてもねぇ。
by あーちん (2006-11-27 00:22) 

　＞ささやんさん　nice！ありがとうです。
　昔の作品はオススメしますが、最近のは読まなくてもいいと思います。
　「世界の終わり～」は良いですよ！世界観にハマります[にこっ]
by あーちん (2006-11-27 00:29) 

　＞灰色猫のミミさん　nice！ありがとうございます。
　あ、そっか。そうですね、そーいう事かも！
　「ノルウェイの森」以降、そういった傾向が強くなってると思いました。
by あーちん (2006-11-27 00:34) 

　＞lapisさん　nice！ありがとうございます。
　フランス映画の映像美や、
　あっちこっちに飛ぶストーリー展開などは好きなんですけど、
　最後の消化不良感が、どうもニガテです。
　あー！「ダンス～」も私も好きです！
　「羊～」を読んだあとは、やっぱり読みたくなります。
by あーちん (2006-11-27 00:39)