「クレヨン王国の十二か月」 福永 令三 [本を読んだのだ。]
本屋で、懐かしい本を見つけてしまいました!
家出をしたゴールデン王さまの行方を追って、
大みそかの夜に始まる、ユカとシルバー王妃のふしぎな旅―。
多くの子どもたちが夢ふくらませた、色鮮やかなファンタジー世界「クレヨン王国」。
シリーズ五百万部を超えるベストセラーの原点の全容が、四十年以上を経て、
いま初めて明らかに。
未発表原稿100枚を復活させた文庫オリジナル版。
皆さんは、この「クレヨン王国」シリーズ、読んでましたか?
12色のクレヨンたちが大臣をしている不思議な世界。
このシリーズは、私が自分のお小遣いで初めて買い集めた本たちです。
その頃は、次巻がいつ発売されるか調べようが無く、
頻繁に本屋に見に行ってチェックしたのを思い出します。
- 作者: 福永 令三
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1980/11
- メディア: 新書
これがシリーズ第1作目。えーと、初版が1980年かぁ。
その頃の私は・・・・小学校1、2年生・・・?
・・・・・あ、歳がバレル・・・・・・
まーたぶん、2年生くらいから読んでたんだと思います。
文調は優しくて、まさしく低~中学年向けのお話しなんですが、
骨子はしっかりとしていて、いろいろ学ぶところが満載。
児童書でありながら、
大人の狡さ、子供の狡さ、そして愛や恋、友情を、
誤魔化さずに描いてあります。
そしてやっぱり一番は、自然の素晴らしさ、色彩の多さや、
それに感動する純粋な心が大事だって事を、しっかりと描いているところ。
話のそこここで織り込まれる歌も、すごく楽しみでした。
そしてそして、三木 由記子さんの、ゴテゴテと飾らない挿絵。
ささっと描いてあるように見えるんですが、それが想像を掻き立てられ、
また、感情注入の導入口になってくれてました。
すごく懐かしくなって、戸棚の奥を探ってみたら、ありましたよ~!
買い集めた「クレヨン王国シリーズ」が計25冊ほど!
残念ながら見つからない巻も何冊かあるし、後半は買っていなかったので飛び飛びなんですが。
今は、全部、読み返してみたくなっちゃってます。
ここで突然ですが、
あーちん的
「クレヨン王国シリーズ」Best5!を発表~!
第5位!
楽しい夏休み、6年1組の24人は、箱根の芦ノ湖畔のロッジでにぎやかに合宿。
ハイキングコースで、にわか雨におそわれた清太と麻美は、クレヨン王国の落としもの
「水色大福」を発見します。
大福の親になった2人は、王国の秘密を守りながら、クラスメートの幸子を誘拐した
犯人さがしをすることに……。
クレヨン王国シリーズ推理小説仕立ての10作め。
これね、水色大福が、かわいいんですよ~。
第4位!
お日さまが、空から力いっぱい投げつけたなみだのうち、
7つぶだけがクレヨン王国にとどきました。
そして、まだなみだのあつさもにがさも知らない7つの者たちが
この物語の主人公にえらばれて、
うれしいなみだ、悲しいなみだをながしながら、なみだのねうちをしることになるのです。
「クレヨン王国」シリーズ、待望の7作め。
クレヨン王国シリーズ定番の、短編を集めたお話し。
最初の冒頭の、お日さまのお話しだけで泣けてきます。
第3位!
ひょうきんで元気な少女和子は、ベーコンの焼けるにおいにさそわれクレヨン王国へ。
和子が落としたツバキの花のために、王国の気象プログラムがくるい、
このままでは雪女の末娘ミーシャが溶けてしまうという。
責任を感じた和子は、ミーシャをさがす旅に……。
愛のとうとさと、美しい自然を守ることのたいせつさをユーモラスにえがいたメルヘン!
このベーコンがね、美味しそうなんですよ・・・・。
第2位!
さっちゃんと、「百点マシン」こと菅原君は5年生。
毘沙門さまの節分会で、かるたの清少納言のふだを追って、
タヌキの「かげ売り屋」から人魚とゲンゴロウのかげを買います。
2人は、クレヨン王国の世界へどんどん足をふみ入れて……。
ゆかいな会話と意外な展開で一気に読んでしまうクレヨン王国シリーズ第5作。
このお話で、百人一首を初めて知りました。
後日、親に百人一首を買ってもらって、清少納言だけ出して飾ってたり。
そして、人の影を見て、いろいろ想像するのが自分の中で流行りました。
もしかしてあの影は、人間じゃないのかも?とかネ。
そして第1位は・・・・
6年生のまゆみは、見知らぬ青年三郎の運転するトラックで
いつのまにかクレヨン王国に入っていきます。
そこで、まゆみは、三郎、ブタのストンストン、ニワトリのアラエッサとともに、
「月のたまご」を救出することに―。
それは、危険がいっぱいの未知への愛と冒険の旅だったのです。
クレヨン王国シリーズ8作め。
やっぱりこのお話しは外せませんよね。
この話しは確かこの1冊だけで終わるはずだったんですが、
ちょっと悲しい終わり方だったので、読者から続編を望む声が多かったそうなんです。
で、結局8巻くらい続いたシリーズになってますよね。
もうね、三郎がかっこよくって。今思うと凄い歳の差ですけどね。
ダマーニナも切なかったなぁ・・・
で、いろいろ検索してたら、こんなのも出てるみたいで、
買って読んでみようと思います。
でも、月のたまご12作目って書いてありました。
えーでも月のたまごシリーズは8巻目で終わってなかったっけ?
あ、アラエッサとストンストンの冒険もののお話しは読んだ気がする・・・
気になるので、本屋で探してみようと思います。
児童書のコーナーに行くの、ちょっと恥ずかしいんですが・・・。
へぇ~
むかしっから、読むの好きだったんだねー
感心する。
小学生の頃なんて、そう本は読んでなかったもん、オイラ。
ちなみにこの本もね、初耳でした。
ぶっちゃけ、結構同級生とか?
by あら?ふぉー (2006-09-27 00:21)
クレヨン王国、私はしらなかったです・・・
あお、耳掃除をしてて右と左の耳がつながっちゃう王様の話ならかすかに記憶に(笑)カサコソカサコソ・・・[あわわ]
あれは読んで衝撃うけましたけど(笑)
by (2006-09-27 02:22)
>ささやんさん nice!ありがとうございマス。
ちっちゃいころから読み聞かせされてたんで、本が近かったんですよね~。
あ、そして小4くらいでマンガと出会い、小説からは遠ざかりました[べーっ]
・・・えーと、ささやんさんの方が数年おにーちゃんです、はい。
by あーちん (2006-09-28 00:31)
>lapisさん nice!ありがとうございます!
by あーちん (2006-09-28 00:37)
>向日葵さん nice!ありがとうございます。
えー、それ私は知らないです~!何ですかソレー!右と左が!?[あわわ]
by あーちん (2006-09-28 00:39)
綺麗な絵だなあ、と、いつも表紙を見つつ思っていたものの、読んでいませんでした。私は初版当時、もっとずっとお姉さんだったので(笑)、なんだか違う方向の本に走ってました。
でも面白そうですね。しっかりしたお話のようで。
by (2006-09-29 16:01)
>灰色猫のミミさん nice!ありがとうございます。
私の学校で、講談社の新書シリーズが何故か結構流行ってたんです。
佐藤さとるさんのコロボックルシリーズも、学級文庫に置いてありました!
私は小学校前半は児童書、後半は「りぼん」や「なかよし」などのマンガ雑
誌に夢中でした。実は、視力を一気に悪化させた時期でもあります[べーっ]
by あーちん (2006-09-29 19:02)
イラストに見覚えはありますが、内容は良く解からない。
気になっていた本です。読んでみようかな?
by (2006-09-29 22:54)
>コキアさん nice!ありがとうございます。
クレヨン王国は、世界の色を管理している国なんですよ。
児童書なので易しすぎる部分もあるかもですが、楽しめると思います。
機会があれば、試してみてくださいませ~!
by あーちん (2006-10-01 23:10)