「しゃばけ」 畠中 恵 [本を読んだのだ。]
これも、灰色猫のミミさんの記事を拝見して面白そうだったので、購入してみました。
身体が弱くすぐ寝込んでしまう。
そんな一太郎を守るべく、手代に身を替えた犬神・白沢、屏風のぞきや小鬼が
身の周りに控えている。
ある夜、目を盗んでひとり歩きをした一太郎は、人殺しを目撃してしまう。
あやかしたちの力を借りて下手人探しに乗り出すものの…。
心優しい若だんなと妖怪たちが繰り広げる愉快で不思議な人情推理帖!
第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
時代小説、初挑戦に近いと思います。
以前、平岩弓枝さんの本で拒否反応を起こしてから、
そちら系には手を付けていませんでした。
でも、灰色猫のミミさんの記事を見たら、かなり軽い感じで面白そうなお話しだったので、
シリーズ1冊目を手に取ってみた次第です。
まずは、この若だんなっていうのが、いい!
17歳で細身、しかも病弱で色白、さらに男前ときたもんだ!
こりゃこりゃぁ・・・・腐女子には、萌え・・・・・ですぞ。
そして、若だんなの周りに控えている妖たちが、
またまたこれも、いいですね!
犬神、白沢の対照的なキャラも、
その他の妖たちの、何故か愛嬌があり、可愛らしいところも。
小説なんですけど、私の頭の中では、何故かマンガというか、劇画風で展開していました。
犬神、白沢は、皇なつきさんで妖艶(?)に。
屏風のぞきや、その他もろもろの妖は、
今市子さんと、波津彬子さんの絵が乱れ飛びっ。
通勤電車の中で、顔がニヤけちゃいそうで・・・・ヤバかったです。
さてさて肝心の内容ですが、とっても軽快で、面白いです。
まさに、「愉快で不思議な人情推理帖」!でしたよ。
続き、全部読んでみたいです。
このシリーズ、5作目まで出ているそうなんですが、
残念ながら文庫は次の作品まで・・・だと思います。
- 作者: 畠中 恵
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/05/30
- メディア: 単行本
タイトルだけ見ると
一見なんの本か解らないよね。
想像が膨らんでしまう本だな、こりゃ。
by あら?ふぉー (2006-07-25 02:04)
「しゃばけ」シリーズ、面白いですよね!
犬神、白沢のイメージが、皇なつきさん…。妖達も今市子さんや波津彬子さんとは、美しい感性ですね!!
時代小説だけどファンタジーで、親しみ易いですよね。
私もシリーズ全部はまだ読破してないのですが、ゆるゆると読みたいと思っています。
by (2006-07-25 21:29)
ふふふ、全作読みましたよ~。
どれも本当に面白かったです。
畠中さん自身、漫画家さんだった事があるようで
すぐに漫画に出来そうな、軽快さがすごく良かったです。
体が弱くてすぐに寝込んじゃう若だんななんだけど
頑張り屋さんだし、意外と頑固で
ついつい応援したくなっちゃうのです[はぁと]
ちなみに私は、今市子さんの絵で思い描いていました[わはっ]
by 長谷川舞 (2006-07-28 10:27)
>ささやんさん nice!ありがとーです。
「しゃばけ」は、「娑婆気」って漢字で、
”俗世間における、名誉・利得などのさまざまな欲望にとらわれる心”
という意味らしいです。
そんな心にとり付かれちゃった妖のお話しなのです。
面白かったですよ。
by あーちん (2006-07-31 11:24)
>灰色猫のミミさん nice!ありがとうございます。
面白い本を教えていただきまして、ありがとうございます!
軽く読めるので、頭が働かない時期にでも読み進めようかなと思ってマス。
by あーちん (2006-07-31 11:44)
>lapisさん nice!ありがとうございます[わはっ]
>sanisiさん nice!さんきゅーです[はーと]
by あーちん (2006-07-31 11:47)
>長谷川舞さん nice!ありがとうございます。
へぇ~、畠中さん、漫画家さんだったんですか!?
だからあんなに想像し易いんでしょうね!
是非、漫画化して欲しいなぁ・・・。碧也ぴんくさんでもいいなぁ・・・。
by あーちん (2006-07-31 12:00)