「さらい屋五葉 1」 オノ・ナツメ [マンガを読んだのだ。]
先日紹介した、
「LA QUINTA CAMERA~5番目の部屋」を描いたのと同じ、
オノ・ナツメさんの、
まったく違う、渋い雰囲気を持った作品です。
主人公政之助は、
ゆきがかりで拐かしを生業とする賊「五葉」に手を貸してしまう。
クセのある一味に戸惑いつつ惹かれてゆく政之助だが……
貧乏浪人・政に舞い込んだのは、
遊び人風の男・弥一の用心棒の仕事。
しかしその弥一こそ、「五葉」と名乗る賊の頭であった・・・。
掴み所のない弥一と、
ひとクセもふたクセもある一味の面々に次第に惹かれ、
巻き込まれていく政だが・・・・。
情と絆、あざやかに薫る大江戸絵巻・開演!
これ、オノさんの独特な線の絵が、時代物に良く合ってます。
白黒のコントラストがとってもキレイで、
お話に、いいアクセントがついてるなーと思いました。
拐かしを生業としている賊、「五葉」。
難癖ある家の子供をさらって、お金を頂く、
謂わば義賊なのです。
メンバーはみんな、脛に傷持つ輩たち。
元盗人で今は酒屋の店主、梅造。
梅さんの娘、お絹ちゃん。
妖艶なおねーさん、おたけさん。
元盗賊で元お頭の、ご隠居さん。
元ひとり盗賊で、今は飾り職人の、松吉。
そして、「五葉」の現お頭、弥一。
この弥一、女郎屋に居候兼用心棒をしているんですが、
飄々とした風情のヤクザ者で、水も滴るイイ男。
でも、いろいろ過去がありそうで。
政へのちょっかいのかけ方も、
何か普通じゃない執着の仕方。
これから先、
弥一の過去が、だんだん明らかになっていきそう。
それと、旗本の三男坊の八木っていう豪傑が出てきてて、
この人物が、今後何らか関わって行きそうです。
お話は、まだまだ序盤。
これからの進展が、とっても楽しみです。
パッとタイトル見たとき
「番町さらやしき」かと思った。
時代劇調の漫画はあまり読まないから
ちょっと新鮮かも。
by あら?ふぉー (2006-09-06 16:47)
>ささやんさん nice!ありがとうデス。
時代劇調ですけど、背景とかがクドく無いので、軽く読めますよ~。
まだお話が序盤なのであんまりオススメできないのが残念。
ぜひ続きが出てからお試しくださいませー!
by あーちん (2006-09-07 01:14)
この本は、「LA QUINTA CAMERA~5番目の部屋」と一緒に買いました。
「LA QUINTA…」の方は、つい先日読了したので、そのうち記事書きますね。
この「さらい屋五葉」はこれから読むんですが、ぱらぱらめくってみたら、あーちんさんがおっしゃるとおり、絵が時代物にあっていてびっくり(オノさんはイタリアを舞台にしたものが多かったので…)。いい雰囲気ですね。楽しみ楽しみ。
by (2006-09-07 13:45)
>灰色猫のミミさん
そうなんです~、ちょっとビックリするくらい、時代劇にピッタリなんです。
じっくり読んでみてください!
私は政が好き・・・って言うか、萌ぇ・・・・です・・・・・。
by あーちん (2006-09-07 23:36)
>ちゃんさん nice!ありがとうございます!
by あーちん (2006-09-16 00:10)
読んでみたら、とても気に入ってしまって、「LA QUINTA CAMERA~5番目の部屋」より先に記事にしてしまいました。
私は弥一のミステリアスに萌えました。政も好きですよ!いつか爆弾破裂させそうだし…。八木もイイですよね!
TBさせていただきます。よろしくお願いします。
by (2006-09-21 22:58)
>灰色猫のミミさん
TBありがとうございます[はぁと]私も後ほどお邪魔しまーす。
ミミさんは弥一ですか!早く続きが読みたいですよね~。
by あーちん (2006-09-21 23:14)